伝統の技術で造る「現代風」のお庭

四季庭野考える三つの要素 自然から学ぶ心
かの「作庭記」にも記されておりますが、「乞はんにしたがう」という作庭技術が、日本古来より庭造りの奥義とされ、現在でも造園を志すものにとっては、基本姿勢の一つとされております。お手本は自然の姿のなかにこそあるのです。それは時代が現代に移り変わっても変わりません。

 私たちは自然の偉大さについて素直に敬意を払 うとともに、日々そこから様々なものを学び取る努力を行っております。

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四季庭野考える三つの要素 自然から学ぶ心
 お客様からはよく「庭師さんが来ると、どこかわからないけれど何故か庭が引き立ったように見える」といわれます。その理由は、庭師がその庭の持っている美しさが何処にあるのかという事を知り尽くしているからで、またその美を引き立てる方法に精通しており、日ごろ研究を重ねているからです。

 何が人を感動させるのか、美しさの理由は何処にあるのか、自分に何が表現できるのかといった問いかけを、私たちはいつも行っています。

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四季庭野考える三つの要素 自然から学ぶ心
 私どもは造園という職業を、お客様から自己の内面を表現する事を許された、数少ない仕事のひとつだと思っております。それはつまりお客様の求める自然観を、樹木や石材で風景として創造し、その出来栄えをご満足いただいた上で、作り手の我々もお客様の笑顔を仕事の糧にして、日々取り組むと言うことです。

 造ったものを実物として残させて頂くという事は、この世に自分が生きた証を残す機会を、お客様から頂戴しているということです。だからこそ私共は、お客様との出逢いを大切に考えます。

 お客様に喜んでいただける事を使命とし、常に真摯な態度で仕事に臨んでおります。